大峯千日回峰行
これまで二人しか達成していないといわれるお寺の修行があります。
「大峯千日回峰行」
往復40キロ以上の山道を1000日間往復するというほかに数日間は飲まず、食わず、寝ず、横にならずという期間もある過酷な修行です。
この修行を終えた一人、塩沼亮潤さんのYoutubeを何年か前に見て、こんなすごいことをしている人がいるなら「毎朝走ることくらいできるだろ」と思い私は毎朝走っています。
その塩沼さんと大峯千日回峰行を特集した番組が先日NHKで放送されていました。
どのような修行をして、その修行を経てどう変わったかということを塩沼さん本人の口から語られています。
その中で記憶に残った言葉をここに残してみます。
「人間関係は一番の修行」
塩沼さんがラジオ番組でリスナーの悩みに答えるというところでおっしゃっていた言葉です。修行するのはお坊さんだけではなく、みな同じでその中での一番の修行は人間関係だと。一人で行う修行よりよほど大変。
そう聞くと、なんだか心が軽くなりますね。
「一人を慎む」
上の話と相反するかもしれませんが、一人でいるときこそ修行とも塩沼さんはおっしゃっておりました。ひとりになったときの行いは誰にもみられていないようで、そうではない。いつも神様・仏様にみられている、と。
「試されている」という言葉が合う気がします。
「修行は自分を高めるため」
大峯千日回峰行には一つの決まりがあります。それは途中で行をやめなくてはならなくなったときは、自らの命を絶たなければならないというものです。これは命を軽んずることではなく、それくらいの覚悟をもって行にのぞみなさいということだそうです。
ただ、番組ではこうもおっしゃっていました。修行とは、自分を追い詰めてはいけない。また手を抜いてもいけない。自分を高めるために行うものだと。今の自分より少しでも高いところにいくために修行をしているのですと。
それはつまり、人と比べず、自分のできることを今日、この瞬間、精一杯しなさいと思うのです。
また心改めて、過ごしたいと思います。
ブランドマネージャー 北川大輔
ANOTHER DIAMOND
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